今月のことばは、江戸時代の儒学者である新井白石の話からの言葉です。

この話は、新井白石の「米一粒」ということで逸話となっています。内容を簡単
にまとめるとこの様になります。
新井白石は、子どもの頃、勉強が好きでなく、遊んでばかりいました。
そこで父親は、次のような話をしました。
「一 升の米から一粒くらい取っても、減ったかどうか分からない。しかし、一年、
二年と一粒ずつ取り続けると、減ったことが分かる。勉強も一日ぐらい怠けても、
急にできなくなることはない。
でも、一粒の集まりが一 升 の米になっている。だから、一粒が大切なのだ。」
豊里中のみなさんには、是非、この「米一粒」に秘められた意味を自分なりに受
け止めて、日々の生活に生かしてもらいたいと思います。
なお、このお話については、先日行われた深谷市園長・校長会議の講演会で、
講師の児島 邦宏先生(東京学芸大学名誉教授)もお話されていました。